北米向けの改良新型「モデルS」の高性能グレードの「プラッド」に、「トラックモード」を採用すると発表した。3個のモーターを搭載しており、合計で1100hpのパワーを引き出す。この強大なパワーが4輪に伝達されるAWDとなる。プラッドの0~96km/h加速は、1.99秒と2秒を切る。1回の充電の航続は、およそ627kmを確保している。このプラッドが2021年9月、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースを7分30秒909のタイムで周回し、世界最速の量産EVになった。このタイムは、ポルシェ「タイカンターボ」が2019年に計測した7分42秒3を、約12秒短縮する新記録となる。